大人の脂漏性湿疹の症状や治療法を紹介します。脂漏性湿疹は、乳児によく現われますが、30~70歳の大人(成人)にも発症します。脂漏性湿疹は、男性に多く発症し、低温度・低湿度で症状が悪化します。脂漏性湿疹と脂漏性皮膚炎は呼び方が違うだけで同じ皮膚病です。
脂漏性湿疹の症状
脂漏性湿疹の症状は、頭皮に乾いた、または脂っぽい粉状のフケが生じ、かゆみを感じることもあります。抜け毛はみられません。
悪化すると黄色から赤みがかった、うろこ状のかさつきを伴う吹きでものが、髪の生え際、耳の後ろや中、まゆの上、鼻筋や鼻の周囲、胸、背中などにできます。
脂漏性湿疹の治療
乳児の脂漏性湿疹の場合、ほとんどが自然に治っていきますから、あまり心配はいりません。しかし、大人の脂漏性湿疹の場合は、根気よく治療していくことが大切です。
脂漏性湿疹の初期の治療は、ステロイド剤で患部の炎症を抑えます。頭部のかさぶたが多い場合は、洗髪する前に、オリーブオイルを頭皮になじませて、少しずつかさぶたを毎日取り除きます。
抗真菌薬含有シャンプーも脂漏性湿疹に有効です。脂漏性湿疹の症状が落ち着いたたら、外用薬をケトコナゾールに切り替えます。内服では、ビタミンB2、ビタミンB6がよく用いられます。
脂漏性湿疹の原因が、マラセチアの場合には、外用抗真菌薬を塗布して1~2週間で症状が軽快しますが、再発する事が多いようです。
脂漏性湿疹の治療は多くの場合、何週間も継続しなくてはなりません。治療をやめた後に症状が再発したら、再度治療を開始します。
ステロイド薬は、弱いステロイド薬でも、長い間使い続けると、皮膚が薄くなるなどの副作用が生じる恐れがありますので、医師の指示に従い慎重に使用しなくてはなりません。
脂漏性湿疹の治療には生活習慣の見直しも重要です。食生活での注意点として、脂肪分の多い食事に偏らず、野菜や果物を十分に摂取し、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
脂漏性湿疹の人の多くは、揚げ物などの脂肪分を多い食べ物や、辛い刺激物など食品が偏っている傾向にあるようです。また、ストレスや過労を改善し、規則正しい生活、特に十分な睡眠をとるようにしてください。
- 食生活の見直し(油ものや、香辛料をひかえる)
- ビタミンB2、ビタミンB6の補給
- 規則正しい生活
- 十分に睡眠時間をとる
- 低刺激性のシャンプーや石鹸を使用し、全身を清潔に保つ
脂漏性湿疹の情報に関する注意点
脂漏性湿疹の情報にかぎらず、医療情報をホームページなどでさがす場合、情報は1つに絞らないでください。実際の症状や治療法は人によって違ってきます。これらの情報はあくまで目安と考え、予備知識としてご利用ください。また、ご自身の健康問題に不安のあるかたは、必ず専門の医療機関に相談してください。
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